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財務会計講義01

第1章 財務会計の機能と制度

第1節 会計の意義と領域

1.会計の意義

[経済活動]⇒ (測定)⇒[報告書]⇒(伝達) ⇒[利害関係者]

2.会計の領域

企業会計...利益の状態を明らかにする

⇔(非営利会計)

3.財務諸表

  • 貸借対照表(B/S) ストック(資産、負債、資本)
  • 損益計算書(P/L) フロー(収益、費用)

利害関係者{出資者(株主)/債権者など} の関心を中心とした会計の報告書

第2節 財務会計の機能

1.株式会社制度の特徴

株主と債権者の利害対立の可能性(債権者が不利)
財務会計による利害調整

2.私的利害の調整機能

株主⇔経営者 エイジェンシー関係

  • 受託責任 資金の管理・運用
  • 会計責任 ↑の報告

株主⇔債権者 配当金額の制限

3.証券市場への情報提供機能

投資者に対する情報提供が証券市場を円滑にする
証券市場:発行市場/流通市場
レモンの市場: 情報提供不足による機能不全

第3節 企業会計の法規制

1.制度会計

制度会計

自発会計⇔(制度会計)

  • 物価変動会計
  • 社会責任会計

インベスター・リレーションズ(IR): 投資者への財務広報

2.会社法による会計

  • 私法:個々の経済主体の利益/相互間の利益
  • 公法:国民経済全体の利益/全体の調和

利害化対立関係の調整は会社法(私法)による会計

3.株式会社の統治制度と会計

(a)株式会社の種類
  • 大会社:資本金5億以上or負債200億以上⇒二重監査
  • 中小会社:資本金5億未満and負債200億未満
  • 公開会社:譲渡制限なし
  • 非公開会社:株式譲渡制限会社
種類 大会社 中小会社
公開会社 取締役+監査役など
非公開会社 取締役会+監査役
+会計監査人など
取締役+監査役など
(b)統治制度(※大会社×公開会社)

監査役会設置会社

②(A) 指名委員会等設置会社

  • 株主総会
  • 取締役会{報酬委員会/指名委員会/監査委員会} 1年
  • 代表執行役 1年
  • 会計監査人 1年

②(B) 監査等委員会設置会社 (2015~)

  • 株主総会
  • 取締役会(監査委員会) {監査等委員取締役 2年 / 他取締役 1年}
  • 代表取締役 1年
  • 会計監査人 1年

②(A)(B) 取締役会の委員会の構成:社外取締役過半数とする3人以上

出資者(株主): 定時株主総会前に会計報告を受けられる
計算書類 会社法上の会計報告書

債権者: 会社法によって保護される(純資産のみ)

  • 純資産流出制限(配当制限)
  • 資本の充実

4.金融商品取引法による会計

企業内容開示制度=ディスクロージャー制度

[発行市場]

  • 有価証券届出書 金融庁へ提出
  • 目論見書 投資者へ直接交付

[流通市場] EDINET(金融庁運営)で電子開示

  • 有価証券報告書(財務諸表など) 決算日から3ヶ月
  • 四半期報告書(四半期財務諸表など) 四半期末から45日以内
  • 時報告書

財務諸表の準拠基準

5.法人税法による税務会計

課税所得=益金-損金
法人税額=課税所得×税率
PLにおける収益/費用から調整項目を加減して算出